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東西自由通路にて

○被験者からのコメント

・吊下型サインの掲出位置は、人影に隠れないくらい上の方が見やすい

・吊下型サインの表示に車いすマークも入れて欲しい

・券売機の台は足が入るような工夫がほしい 現状で上の方に手が届かない

・視線が低いため、高い位置で横に長い運賃表で運賃を探すのは大変

・誘導ブロックを横断する際、自分は大丈夫であるが、振動が身体にこたえるものもいる

・通路上の細い溝は、車いすの車輪がはまる可能性があり大変危険である

○調査員の考察

・吊下型サインの掲出位置に関しては、一般利用者と同様に考えてよいように思われる 文字の見えやすさなどに配慮する必要がある

・運賃表の掲出位置、形状、表現方法など種々の障害への対応を総合的に再考する必要がある

東口〜スカイビルへ

東口B1(自由通路ロア・レベル)のエレベーターでB2(東口地下街ポルタ南端)へ降りる

○支障内容

・東口でスカイビルの方向はわかるのだが階段が遮って迷う エレベーターを示す車いすマークを少し離れた所に発見する

○支障の発生原因

・主動線上に車いす用経路案内がなかったため(発見には位置サインが機能を発揮した)

○被験者からのコメント

・あきらめかけている時に、車いすマークを見つけると大変うれしい

・身障者用施設に行くと、構内図が貼ってあるということはあるが、身障者用施設に行くための情報がない

・エレベーターの外にどこへ続くエレベーターかという情報が欲しい

○調査員の考察

・主動線上における車いす用誘導が必要である

・マークで位置表示する場合、その視認性能に留意が必要である

ポルタ内を通りスカイビルへ至る(B2レベルでそのまま入る)

○被験者からのコメント

・車いすで移動する場合、健常者のサインをたどっても移動不可能なことがほとんどであるので、手探りに移動するしかないため、ロスが非常に多い

○調査員の考察

・移動経路に関する予備情報提供の整備が重要である

 

 

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